激増するUAVそれぞれの意思決定を集中管理し、起因する膨大なシナリオを予測、最適化するのは極めて困難である。これに対し、分散した現場レベルにおいて、UAVが自ら判断、相互に予測シナリオを共有し、平時・災害時の区別なく行動することが必要である。単体から群としてのUAVが、あらかじめ決められた厳格なルールに基づくのではなく、それぞれのフェーズ、外部環境、目的に応じて、予測シナリオを共有しつつ、現場レベルでのICT・AIと価値理論を融合活用することで定義づけられる価値観を尊重し、円滑に運航するとともに、それらの意思決定の結果を集約した際に、フェーズに対して全体最適となっているような最適分散制御を、分散台帳・スマートコントラクトの活用を視野に入れながら、各ステークホルダーと共に検討する。