概 要

事業概要

本拠点では、「人口の減少・高齢者割合の増加・住環境や経済等に起因する格差が社会サービスの不安定化をもたらしている中で、平時から災害時までダイナミックに変化する状況にフェーズフリーに対応し、いついかなる時も1人も取りこぼすことなく、格差に左右されず、全ての人々の生命と財産を守り、社会活動を安定に維持することのできる、柔軟でレジリエントな社会」を、ICTを活用して災害・危機に柔軟に対応する「しなやか社会」を超えた「フェーズフリーな超しなやか社会」と定義し、人々をwell-beingに導く「フェーズフリーな超しなやか社会」の実現を目指して、SDG3, 9, 10, 11の課題解決を図ります。 そのために、UAV(ドローンをはじめとした無人航空機)と有人航空機を組み合わせた空のモビリティを確立し、既存の陸・海のモビリティと統合することによってMaaS(Mobility as a Service)を多次元的に発展させた「緯度、経度、高度、実世界の時間、さらに、平時から災害時までをフェーズフリーに予測する未来時間、の5次元空間のMaaS」、すなわち、「3次元空間×実時間の4次元のフィジカルな実空間」と「3次元空間×未来時間の4次元のサイバー上の仮想空間」の2つをパラレルワールドとして並列に扱う「5D-MaaS」の構築を進めます。

ターゲット1

フェーズフリーな5D-MaaSの仕組み

平時から災害時まで時々刻々変化する環境状況をフェーズとして捉え、いずれのフェーズにもしなやかに対応できるフェーズフリーな5D-MaaSの管制システムを構築

ターゲット2

5D-MaaSの受容に向けた社会的価値の共有

社会全体において、有人機のノウハウを組み込んだUAVの役割とその便益の最適化の概念の重要性と、その逆の場合における社会的損失の深刻さに係る共通認識の確立

ターゲット3

5D-MaaSを中心とした都市のプロトタイプの創造

社会・文化・自然環境が異なる複数の地域において、UAVが現実に稼働する都市のプロトタイプの創造

ターゲット4

5D-MaaSにおける世界的な知の研究教育拠点の構築

最先端の科学技術の開発者、グローバルかつ多様な社会・環境に対して5D-MaaSの仕組みを実装するリーダー等、トータルな人材育成の拠点構築